半世紀もの長い眠りから目覚めた、C・Gユングの非公開の書
フロイトとともに、20世紀の心理学に大きな足跡を残したC・G・ユング。
本書は、彼が16年余にわたって私的な日記として書き綴り、
死後、半世紀ものあいだ非公開のまま眠っていた伝説の書物である。
そこには、ユング思想の中核をなす概念の萌芽が、ほぼすべて網羅されている。
美しいカリグラフィーによる文面、強烈なヴィジョンの体験を
極彩色の緻密な構成で描きだした134点もの絵の数々。
ここに描かれているのは、人間の無意識の深遠なる未踏の世界そのものである。
◎目次
序 C・G・ユング著作財団 ウルリッヒ・ヘルニィ
赤の書 複写版 fol.i-fol.vii/1-192
序論 新たなる書─C・G・ユングの『赤の書』 ソヌ・シャムダサーニ
第一の書 Liber Primus
プロローグ 来たるべきものの道 [fol.i(r)]
第1章 魂の再発見 [fol.ii(r)]
第2章 魂と神 [fol.ii(r)]
第3章 魂に仕えることについて [fol.ii(v)]
・・・
第二の書 Liber Secundus
さまよえる者のイメージ [p.1]
第1章 赤い男 [p.2]
第2章 森の中の城 [p.5]
・・・
試練 Prüfungen
エピローグ [p.190]
付録A 図(マンダラ)
付録B 解説
付録C 「黒の書5」の1916年1 月16日の記述
出版社 : 創元社; 初版 (2010/6/26)
発売日 : 2010/6/26
言語 : 日本語
大型本 : 464ページ
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